本命馬券の限界

なぜ本命馬券では勝てないのか?

自分は普段から、本命馬券では回収率を上げる事は難しい、という話をしています。

予想の精度を上げ、的中率を上げていけば、回収率も上がっていく。

確かに理論上はそうだと思います。

でも実際にはそうならない。

的中率には限界があるのです。

その理由は、投資対象が馬(動物)である事、そして競馬には関係者の様々な事情が絡んでいるから

競馬は不確定要素の極めて高いギャンブルです。

出遅れ、レース中の不利、騎乗ミス、馬の体調が悪かった、そもそも馬に走る気が無かった。

人気馬がとんだ時、レース後の騎手や調教師のコメントで「実は、、○○だった、、、」というのはよく見られる事だと思います。

馬主や調教師の事情で、全力で走らせない事だってあります。

ですから、いくら過去の好走条件を寄せ集めても的中率には限界があります。

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などというのは男らしくてカッコいいかも知れませんがリスクしかありません。

的中率というのは上げようとすればするほど、低配当の本命馬券になります。

獲って当たり前。

でも当たっても儲けは僅か。

3連敗もすれば、積み上げてきた貯金も崩壊。

それが本命馬券です。

競馬で勝つためには人気の盲点になっている期待値の高い馬を探すことが必要です。

本命馬券というのは、そもそもこの考えから外れています。

1番人気=人気の盲点になっている

は違和感があります。

6番人気=人気の盲点になっている

こちらは成り立つ。

1番人気では勝つための道から外れているのですから負けて当然です。

勝ち組に本命党がいないのが、それを証明しています。

なぜ期待値の低い本命馬を買ってしまうのか?

本命馬が期待値の低い馬券というのはなんとなく解った。

それでも、本命サイドに流されてしまいます。

なぜなら当てたいから。

当てる事と勝つ事は違う。

このマインドはかなり訓練しないと身につかないと思います。

例えばメインレースだけ、G1だけといったライトなファン層は、

当たらない期間(時間)に耐えられないのです。

穴馬では必然的に連敗の期間が長くなります。

的中率10%のロジックがあったとして、10R連敗の確率は35%近くあります。

毎週メインレースのみ、3R程度での参加では数か月単位で的中が無いこともあります。

それでは楽しくないので続かない。

とにかく当てなければ楽しくない。

その気持ちから本命サイドの予想になってしまうんだと思います。

本命馬を切っても連敗期間を少なくするには?

穴馬を軸にしながらも本命サイドの的中率を上回るようなロジックは存在しません。

それでは穴馬券で連敗の期間(時間)を少なくするには?

それは

対象レースをいかに増やすか。

このアプローチだと思います。

投資対象をなるべく増やし、

外れ→的中のサイクルを数多く回せば、回収までの時間は短くなっていきます。

穴党でも毎月安定的に資金を増やしていくには、とにかく試行回数を増やすこと。

ただし、対象レースを増やす手法は期待値がプラスのロジックを持っていることが絶対条件です。

勝てるロジックとは、よくある絞り込み馬券とは真逆。

普遍的な何かを探す事だと思います。

その何かを見つけ出さないうちに、試行回数を増やしてしまったらあっという間にパンクします。

そこは勘違いしないように。

それは何か?自分の理論の優位性はこのブログで証明したいと思います。